メンバーの活動2 9年目のまちなかサロン「メリーさんのひつじ」 檜垣敦子

「ピアノ伴奏で歌いたい」という思い

まちなかサロン「メリーさんのひつじ」は、童謡、唱歌、抒情歌を歌う会として2015年に始まり今年で9年目に入りました。きっかけは、2014年の暮れに中野区社会福祉協議会主催の4回連続講座にNPO法人れんげ舎の代表長田英史(てるちか)さんの場づくりの講座を受けたことです。

自分はどんな場づくりをしたいのかを考えました。カラオケがブームの頃でなんだか満たされない思いがあり、むかしのようにピアノ伴奏で歌いたいなと思ったのです。その思いに賛同する人が増え、翌年5月21日にまちなかサロン「メリーさんのひつじ」が誕生しました。

大合唱に実感、「メリーさんのひつじ」の必要性

「メリーさんのひつじ」は毎月第1、第3木曜日13時30分〜15時30分、中野区新井区民活動センターで開催しています。毎回30から40名の参加があります。毎回、休憩を入れながら10曲歌います。1つ1つの曲の時代背景と作られた経緯をお話してからみなさんで歌います。

2023年11月16日木曜日の活動日には東京都社会福祉協議会の紹介で、1都6県(新潟県、静岡県、群馬県、茨城県、栃木県、千葉市、東京都)の社会福祉協議会の職員17名が研修で見学にいらしてコーラスに参加されました。

この日はメンバーが35人参加していたので総勢52人と今までにない大合唱になりました。ゲストの皆さんに.「メリーさんのひつじ」が誕生した時のお話をしたあとで、テーマソングの「メリーさんのひつじ」を6番まで1番1番調を変えて歌うのを、一緒に体験してもらいました。「温かい雰囲気で、もっといたかった」と全員から感想をいただきました。短い時間でしたが、楽しんでいただけてよかったです。改めて、「メリーさんのひつじ」の必要性を感じました。

(檜垣さんはメリーさんのひつじのほかに、ゴスペルを歌う「ライアングル」、用済み切手を切りそろえるボランティア「新井ちょきボラの会」、まちづくりサロン「段暖」など、さまざまな形態の場づくりをしています。 檜垣さんは2017年~2022年までボランティア相談員を5年間担当しました。2020年には社会福祉法人中野区社会福祉協議会から40年のボランティア活動に対して感謝状を、2023年にはゴスペルの会「トライアングル」の活動で特別表彰を受けました。)

写真 上、中:まちなかサロン「メリーさんのひつじ」から 下:中野区社会福祉協議会の感謝状