映画「パーフェクトデイズ」の舞台、TOKYO TOILETを巡る

役所広司さんが、カンヌ国際映画祭で最優秀男優賞を取った! 映画作品「パーフェクトデイズ」では、渋谷区の公共トイレの清掃員を演じている! と聞いて2度びっくりしました。

淡々と静かな日常を描いたストーリーよりも、私は美しいトイレに目がいってしまいました。

渋谷区は17箇所の公共トイレをリニューアル。名付けてTOKYO TOIRET。そのすべてを見よう、とまずは恵比寿界隈の4か所を巡りました。

1.白くて大きい「恵比寿駅西口公衆トイ」レ

最初は「JR恵比寿駅西口公衆トイレ」で佐藤可士和さんデザインの白いトイレ。全部で5つあるブースは、多様なニーズに対応しています。大人用ベッドがあり車いすの人も使えるブースが1つ、子どものベッドやオストメイトがあるブースが1つ、男女使える誰でもトイレが3つあります。背が高い建物でブースと天井の間に隙間がないので、のぞかれる心配はありませんが、匂いが籠りそう。

 

2.シンボルツリーのある「恵比寿公園トイレ」

次に行ったのは「恵比寿公園トイレ」で片山正通さんデザイン。子どもがたくさん遊んでいる公園内、トイレの中にシンボルツリーもあって気持ちの良い空間でした。男性用ブースには小便器2台と個室が2つ(1つにはベビーチェアも完備)、女性用ブースは2ともベビーチェア付き、誰でもトイレは大人用ベッドも完備してありました。

3.印象的な真っ赤なフォルム「東3丁目公衆トイレ」

次は東3丁目公衆トイレ、道路と線路に挟まれた狭い空間に真っ赤なフォルムが目立ちます。田村奈穂さんのデザイン。誰でもトイレ1と男性用1、女性用1です。大人や子ども用のおむつ替えベッドはありません。

4.通殊タコ公園の中のイカトイレ「恵比寿東公園」

して4か所目は、恵比寿東公園(通称タコ公園)の建築家の槙 文彦さんデザインのトイレ。槙さんは、東京オリンピック(2020年)旧国立競技場をのまま使用できると、建て替え計画の見直しを求めた方です。細長い公園の入り口付近タコ公園の中のイカトイレ」と説明があります。高齢者・妊産婦優先設置型とあり、優先して使用できるとのことです。男性用、女性用、誰でもトイレ、オストメイト型もありますが、大人用ベッドはありませんでした。

この公園の特長は環境配慮がなされていて、雨水浸透施設や、ミニダムなどが設置されていました。渋谷区の公園には他に6か所、全部で7か所に設置してあるそうです。(渋谷区公園維持係 談)

TOKYO TOILETを巡って

今回は、恵比寿駅周辺を巡りました。毎日3回清掃が入り、まだまだ新しくてきれいです。それでもゴミの散乱や故障しているのを見ると使う人のマナーが問われます。東3丁目公衆トイレでは既にウオシュレットが故障中でした。公衆トイレにウオシュレットは必要でしょうか?もちろん、あると嬉しい人も多いと思いますが、一方若い女性の中には絶対使わない、という人もいました。すぐ壊れるくらいなら、無くてもよいかもと思いました。

個性豊かなTOKYO TOILETが今後ほかの自治体にも波及すると良いですね。

次回は渋谷駅周辺で探してレポートしたいと思います。

次に行くときは一緒に行きませんか? 大橋美紀