中野区の防災はどうなっているの?

中野・生活者ネットワークでは毎年、中野区生活クラブ運動グループと共に区民から提案を集め中野区の翌年度の予算に対する要望書を区に提出しています。2024度の要望書を作成するにあたり2023度に提出した要望内容を区役所の担当部署でヒアリングを行い検証します。

その一つ防災に関することで防災危機管理課で得た情報をご紹介します

防災訓練について

・コロナの影響で地域からの防災訓練の申は少ないが、防災リーダーには年一度外部講師を招いて勉強会を行っている。

2023度は防災訓練を2回行い、1756人が参加した。)

・子どもにはクイズや「大声コンテスト」(「火事だ!」とか「助けて!」を大声で競う)をしながら防災力を高めている。

・車椅子を使う身体障がい訓練は、バリアフリーの会場で行っている。

・聴覚障がいの方には筆談のためのボードなどを用意してい

視覚障がいの方には点字案内を用意する事が課題とのことなので、中途視覚障がいの方のなかには点字を使わない人も多いことを伝えた。

・中野区防災YouTubeのチラシのQRコードより防災訓練の様子をスマホで検索すると、音声で確認できる。

・外国語の案内は4か国語(英語・スペイン語・韓国語・中国語)での防災ハンドブック「中野の防災」があります。また、外国の方にもわかりやすいようにやさしい日本語の使用を心掛けている。

災害時の対応について

・コロナもあったことから、避難所の布の間仕切りの高さを140cmから200cmにして飛沫対策をしている。布の間仕切りの組み立て訓練も必要。

・停電時に電気自動車やハイブリットカーからの給電が出来る。

ガソリン車でも発電しているので給電が可能な事。ただ自動車のタイプごとにアダプターや仕様が異なるのでメーカーへの問い合わせが必要。

・高層ビルの居住者は、在宅避難が基本になるので、1週間程度の防災用トイレ、水、食料備蓄をすると安心。これはどこの家でも同じですね。

災害時には防災管理課は、中野区防災センター災害対策本部となり、役所で情報収集や指令を出すために無線等で地域と相互に連絡を取り合う。

地域では各区民活動センターが防災拠点となる。

 
 避難所を開設するのは中野区職員のうち、近くに住んでいるものが避難所班長、副班長として指定されていて、この職員と地域防災会、および学校の職員が連携して、避難所の開錠、開設、そして誘導等を行っていく

今後の防災訓練

1112日に中野第一小学校でペット同伴訓練を獣医師会も参加して行う予定。ペットの対象は犬のみ。葉書でのお知らせもあると思うが、参加する場合はあらかじめ保健所への届けが必要。また盲導犬は通常の避難訓練に同行できる

地域でお互いに助け合っていく事が大事です改めて普段から防災訓練への参加、備蓄、避難所までの道を確かめようと思いました。

防災機器管理課の窓口にある防災ハンドブックと防災YouTube