いよいよ近づいてきた中野区区長選挙

キックオフ集会で酒井直人区長、各政党、市民団体の皆さんと

いよいよ中野区区長選挙告示まで3週間に迫ってきました。

4月16日 土曜日 午後1時~2時半、中野駅北口で、2期目を狙う酒井区長を押す市民連合(区民の声・中野、立憲民主党、日本共産党、中野・生活者ネットワーク)による区長選屋外キックオフが開催されました。晴天に恵まれて約100人が酒井区長の応援に集まりました。各政党からの応援、区民を代表して医療関係者と子育て世代代表のお母さんから質疑応答がありました。皆さんの話の様子から人とのつながりを大切にする酒井区長の人柄が見えてきました。

中野ネットからは代表の加藤が以下のあいさつをしました。主催者から環境の観点でというリクエストがありました。

加藤代表のあいさつ
皆さん、こんにちは。中野・生活者ネットワーク、通称中野ネットの代表の加藤まさみです。
皆さんは中野が好きですか? わたしは大好きな中野をもっと暮らしやすい、もっと気持ちのよいまちにしたい、を原動力に中野ネットの活動をしています。

中野ネットは、日々の生活に生じる問題を掘り起こし、調査して社会の課題として政治につなぎます。私たちは、日々の実践と、政策の提案、そして仲間を区議会におくり直接区政にかかわる、ボトムアップの政治を目指す地域政党です。

第1期酒井区長の3大グッジョブス

さて、中野ネットの視点で選んだ、第1期の酒井区政の3大グッドジョブズを紹介します。

戻ってきた「参加の中野」
1つ目のグッドジョブは、「参加の中野」を取り戻したことです。参加はまちづくりの初めの一歩です。第2期酒井区政では参加のしくみをともに前進させましょう。

「子どもの権利に関する条例」制定
2つ目のグッドジョブは、「子どもの権利に関する条例」の制定です。条例は長年中野ネットの懸案でした。手続き、内容ともに素晴らしい条例が実現してとてもうれしく誇らしいです。
2期目酒井区政の仕事は条例に命を吹き込むことです。
中野ネットの仲間には「プレーパーク、子ども食堂、フードパントリーや性的マイノリティの若者の居場所づくり」を運営する大橋美紀さん、細野かよこさんがいます。経験に基づいて「子どもの権利条例」に命を吹き込む協力をしていきます。

「ゼロカーボン」を「気候危機宣言」に切り替えて!
3つ目のグッドジョブは、「ゼロカーボンシティ宣言」です。二期目では、一歩進めて「気候危機宣言」をしていただきたいです。ゼロカーボンは温暖化現象の原因である温室効果ガスの排出量を抑えることを主目的にしたものです。これだけでは気候変動・気候危機を解消できません。なぜならば、都市化が極度に進んだことで、わたしたちの命と健康を支える良好な環境を失っているからです。生命をはぐくむ良好な環境には、太陽の恵み、清涼な大気、雨水の循環、豊かな土壌が必要です。

中野駅周辺を見回してください。2000年代から大規模開発が続き、これからサンプラザと区役所の土地にも200メートルを超えるビルが計画されています。
新しい建築物には従来のビルに比べて環境配慮の工夫がなされているとしても、大規模なビルが建つことで環境が良くなるわけではありません。

遠くのカーボンオフセットではなく区内の自然の修復を
また、「ゼロカーボンシティ」にはカーボンオフセットという考え方があります。遠い地方で植林をして数字上の温室効果ガス排出量を相殺するというものです。しかし中野区内の環境改善につながるでしょうか?
私たちは、大規模開発に反対の立場です。中野駅前の再開発を止められないのであれば、中野区内に大開発に見合った自然環境の修復が必要ではないでしょうか。

そこで、気候危機宣言をして、市民参加で公園整備、緑地や河川の自然再生に取り組んではいかがでしょうか。区民のつながりや地域愛をはぐくみ、まさに中野結集のシンボルになります。公園は子どもたちに居場所、遊び場を提供します。区民の屋外のリビングルームになります。コロナ禍を経験して、ウィズコロナ、アフターコロナの生活にも公園・緑地の充実は適っています。

50年後、100年後の中野区民が歴史を振り返った時に、中野区を環境先進都市へと舵を切った区長、酒井直人の名前が残りますように! 中野ネットは協力していきます。」

ネットの視点で選んだのは参加、子ども、環境と連動したまちづくりです。暮らしやすい、気持ちの良いまちになるよう、期待したいです。

挨拶する加藤まさみ代表