川からまちを見てみよう! 好天に恵まれて、神田川ウォッチングを実施
神田川ネットワークをご存じですか?
神田川ネットワークは神田川水系及びその関連地域から水害や汚染がなくなり、水環境・緑化などの整備・保全・育成を推進することを目的とした団体及び個人からなるネットワークです。神田川流域が、清冽な水が流れ、美しい風景が保全され、生き物たちが棲みやすくなることを最終目的に様々な活動しています。
『神田川再発見』再編作業に参加
神田川ネットワークは2008年に『神田川再発見』という流域の歴史や神社仏閣、名所旧跡、四季折々の魅力を網羅した川歩き必携の冊子を出版しています。神田川ネットワークは、13年を経た現在の流域を調査して再編作業を行っています。
中野ネットは中野区内を流れる神田川の調査に協力しています。秋分の日の9月23日(火)には神田川ネットワークのメンバー2名と中野ネットの会員4名で神田川の実踏調査をしました。
中野区立広町みらい公園をスタートして、中野区弥生町にある丸の内線車両基地を迂回し、善福寺川との合流地点から神田川をJR総武線東中野駅まで歩きました。
沿川には、合流式下水道から降雨の下水を河川に放出するポンプ施設や暗渠となった河川の合流点を確認したほか、新たな護岸工事、水害記念碑、北新宿の高層ビル化と13年間の変化も認められました。神田川が青梅街道と交差する淀橋の近くには水車で使っていた大きな石臼の展示があり昔の神田川が偲ばれました。
私たちは、普段は道路側からまちをみることが多いですが、川から見るといつもとは異なる発見がありました。好天に恵まれたお彼岸の一日、楽しく興味深い神田川ウォッチングになりました。次回は東中野から落合を歩きます。