日本の社会は「小さなルールが大きなビジョンをつぶしてしまう」

「福島後の世界」上映会と監督とのディスカッションに参加して

福島の子どもたちの保養プログラムを行っている中野・世田谷・練馬・杉並の市民グループによるDVD上映会と監督との交流の会に参加した。フランス在住の渡邊けんいち監督はフランス・ドイツのメディアからの要請で、この映画を作成した。あちらでは話題になり、高校の教材として使う所も出ているが日本での上映会は本日(10月12日)で3回目。メディアを招待しての試写会を行ったが、映画の中の細かい所にひっかかってか上映出来ないでいる。子どもの事を思うと避難したいがままならず福島に留まって、でもそこで出来ることを精いっぱい頑張っている人達・・考えさせられる映画で映像も素敵だった。私たちが見たのはDVDだったので、映画館ならもっときれいな映像がみられるのに・・・多くの人に見てもらいたい、自主上映会をしたいとの声があがった。
主旨がきちんとしていて、無料の撮影会ならDVDをかしていただけるそう。
事故後の情報隠し・メディアの自主規制(社則で社員は危ない所へは行ってはいけない)
監督の言った「日本の社会は、小さなルールが大きなビジョンをつぶしてしまう」はあらゆるところに蔓延している。私も体験したことがある。フランスではキューリー夫妻が放射線を発見して以来キューリー研究所で研究がつづけられ、核があるから平和が保たれていると国防のための核という位置づけがなされている。それでもチェルノブイリ・福島の事故に対しては自国民の早期退出など行っていた。報道も自由な所がある。日本には原爆を作るのに必要なプルトニウムが既に40tもある。核による抑止力より制御できない放射能の方が怖い。平和は話し合いで作るものではないか。
                                   田辺雪子