中野でもフラワー遊説! ジェンダーをテーマにアピール

中野駅南口でのフラワー遊説。世田谷区、杉並区、豊島区からも生活者ネットワークのメンバーが駆けつけてくれました

生活者ネットワークは、都と市区の議員と議員経験者を中心に毎月11日前後に都内各地でフラワー遊説を行っています。フラワー遊説は、毎月11日に性暴力根絶を目指して全国同時に行われる「フラワーデモ」に呼応して生活者ネットワークがジェンダーをテーマに行う街頭アピールです。

成人の日の1月10日13時から、中野駅南口ロータリーでフラワー遊説@中野を行いました。この日は、世田谷区、杉並区、豊島区の生活者ネットワークのメンバーが中野ネットの細野かよことともに性暴力のない社会の実現に向けてジェンダー主流化・ジェンダー平等をアピールしました。

ジェンダー主流化・ジェンダー平等とは

ジェンダー主流化とは、男女平等政策を進める上での基本的な考え方で、あらゆる政策にジェンダーの視点を入れていくことです。ジェンダー平等は、性差別や偏見がない平等な関係をいいます。日常的な会話の端々にも表れる形式的な男女平等にとどまらない「ジェンダー」の奥深い考え方に触れると、普段何気なく使ったり聞いたりしてきた「女っぽい」「女々しい」「男らしく」「男のくせに」という表現が、形容された人を傷つけていたり、ジェンダーを押し付けている可能性があることに気づかされます。

性犯罪、性的マイノリティへの差別の種は、当たり前と思いがちな日常生活の中に潜んでいるのです。こうしたことから、最近では例えば結婚したカップルの呼び方も「ご主人」「奥さん」から性別がなく平らな関係が感じ取れる「パートナー」を使う人が増えているようです。

政治にも表れるジェンダー不均衡

現在、国会から基礎自治体の議会に至るまで女性議員の割合が極端に低いことをご存じですか。生活者ネットワークは、政治にかかわる女性議員が議会の半数になるようにと訴えています。(残念ながらすべての女性議員がジェンダーの視点を持っているわけではありません)大切なのは、すべての議員がジェンダー主流の考え方を踏まえるようになることです。しかし女性議員の数が極端に少ない現状は、投票する選挙民の側に「政治は男がするもの」という意識が抜けないからとも考えられます。

ジェンダー平等な国ぐに

2020年に新型コロナウイルス感染拡大が起こった当初、台湾やニュージーランドなどいち早く対応した国々の首相が女性だったことはすでにお伝えしています。
アイスランドは、男性中心の経済活動が法令順守の意識を欠いた危険な投資をしたことから2008年のリーマンショックに際して財政破綻の危機にさらされました。この経験から、政府は女性を積極的に登用する社会への転換をはかり、2009年には初の女性首相が誕生しています。アイスランドは女性(15歳から64歳)の労働参加率80.7%、2009年から「ジェンダーギャップ指数」(男女平等の度合いをランキングした)で世界トップを守っています。翻って日本は156か国中120位(2021年)と先進国で最下位です。(日本経済新聞第1面「成長の未来図8 アイスランド、09年の大転換」2022年1月9日(日))。日本では、まず「ジェンダー」への理解を進めることが求められています。」

2月のフラワー遊説は11日に中野駅南口で行います。ぜひアピールを聞きに来てください。
1月28日には「細野かよことおしゃべりカフェ」で「ジェンダーかるた」を紹介します。ぜひご参加ください。