ながつま昭さん(東京7区)、鈴木ようすけさん(東京10区)が当選しました!
10月31日投開票の衆議院議員選挙で、中野・生活者ネットワークが推薦した、立憲民主党のながつま昭さん、鈴木ようすけさん(比例復活)が当選しました。
また、中野ネットが参加した「選挙で変える! 東京7区市民連合(ななれん)」のキックオフ大会に参加されていた共産党比例代表候補の笠井晃さんも当選されました。
今回は政権交代を問う選挙と目されていましたが、自民党単独で過半数を獲得し、自民公明を合わせて与党が政権運営の安定多数に届く結果になりました。
今回の選挙では立憲民主党、共産党、社民党、れいわ新選組の4党が野党共闘に加わり、小選挙区では野党候補の乱立による共倒れを防ぐために候補者を絞りました。野党共闘は、大政党に有利とされる(実際に大政党が土俵を作ったような)小選挙区を互角に闘い、議席を獲得するための有効な手段といえます。東京では明らかに機能していたといえます。
ただし、全国的には及ばなかったのが残念でした。結果の検証が必要ですが、支持層を増やす工夫が必要だったのかもしれません。一方、選挙中に反対勢力からはアレルギーを呼び起こすような発言が多くありました。使い古された常套句に効果があることに驚かされました。
ところで、日本経済新聞11月5日夕刊の第1面に「税の無駄遣い2,108億円」という記事がありました。会計検査院が5日に岸田首相に提出した国の2020年度決算の検査報告では210件、2,108億円の税金の無駄遣いと資産を有効活用できていない状況が指摘されているそうです。
特に新型コロナウイルス対策事業をめぐる検査では、約22兆円が未執行になっており、政府が調達した布製マスク(いわゆるアベノマスク)が約8,200万枚保管されていることも明らかになったそうです。
もしも衆議院議員選挙が会計検査院の検査報告の後であれば、有権者の意識に影響を与えたかもしれません。選挙結果が森友加計問題、赤木ファイルの改ざん、桜を見る会、入管問題などを再び靄に包んでしまわないように注視していきたいです。