6月の活動を振り返る

中野・生活者ネットワーク(以下中野ネット)の6月の活動は、おもに地域政党として7月4日の都議会議員選挙に向けての応援・広報活動を中心に行いました。

東京五輪の中止を訴えた街頭宣伝活動

6月の街宣活動は20日午後2時からJR東中野駅西口広場で行いました。約一月後に開催が迫る、東京2020オリンピック・パラリンピックの中止を求める訴えを中心に、コロナ禍で生じている問題、羽田空港新飛行ルート中止を訴える裁判、上高田台公園で行っているプレーパーク、子ども食堂の活動に代わるフードパントリー、お弁当配布の案内など情報提供をしました。

1時間の街宣活動の間に、用意したチラシ(中野ネット公式HPの抜き刷り)と中野ネットのリーフレットを配ることができました。街宣活動を通して、普段接する機会の少ないまちの皆さんに中野ネットの存在と活動内容を理解していただきたく呼びかけています。
次回は7月19日、都立家政駅周辺で夕刻に行う予定です。お近くの方はぜひ会いに来てください。

東中野駅での街宣時に配布した「いきいきレポート」(表面)

いきいきレポート(裏面)

 

 

都議会議員選挙(東京・生活者ネットワーク)

東京・生活者ネットワークは、「いまこそ東京を生活のまちに 必要なのは住まいと職、医療・介護・教育の充実です」を選挙政策のテーマに掲げて。北多摩第二区(国分寺市、国立市)、杉並区、世田谷区から3人の候補者を擁立し、区部・市部各地域の生活者ネットワークが協力して選挙活動を展開しました。
結果は、北多摩第二区では一議席を守りましたが、杉並区、世田谷では次点、次次点と惜しくも当選に手が届きませんでした。

中野ネットは主に隣接する杉並区の候補者小松久子さんを応援しました。小松さんの杉並区議10年、都議4年にわたる子ども、教育、人権、福祉や公共事業、環境への幅広い取り組みと充実した経験を踏まえた選挙活動に接して、都議会に送れなかったことが非常に残念でした。

 

都議会議員選挙(中野区)

一方、中野区は3議席をめぐって5人の候補者が選挙戦を繰り広げました。中野ネットが推薦した立憲民主党の西沢けいたさんはトップ当選をしました。
西沢さんは、市民団と一緒に作成した7項目の政策要望に全面的に賛同し、中野区の候補者の中で唯一、東京2020オリンピック・パラリンピックの開催中止を訴えています。また、都心部上空を低空飛行する羽田飛行新ルート見直しのための都議会議員連盟の会長を務めるなど、生活者ネットワークの考え方と重なる点も多くあります。中野区での都政の窓口として、西沢さんのこれからの4年間に期待しています。

投票率の低さでもわかりますが、有権者の関心の低さが気がかりです。政治は私たちの生活に大小さまざまな形で影響を及ぼします。生活者ネットワークが掲げている「生活と政治とつなぐ」活動をさらに広げていきたいと思います。

コロナ感染が再拡大傾向にあり、7月12日には第4回目の緊急事態宣言が発出されます。政府はワクチン接種率を上げるために大規模接種会場を整備するもワクチン供給が追い付かなくなっています。
「コロナに打ち勝った証」が見当たらないままオリンピックが開催されようとしています。未来の歴史家は東京2020オリンピックを「どのようなオリンピック」と形容するのでしょうか? 歴史家の見解を待つまでもなく、有権者は衆議院議員選挙でオリンピック開催を強行しようとしている政府を評価する機会を有しています。現在の矛盾に満ちたコロナ対策とオリンピック開催をしっかりと記憶にとどめ、次の衆議院選挙の投票につなげていきましょう。