コロナ禍にある子どもたちにできること

どなたでもどうぞの「上高田みんなの食堂」

わたしたちが2015年11月から始めた「上高田みんなの食堂」は、孤食の子どもからお年寄りまでどなたでもどうぞ、というコンセプトで毎月第4木曜日の夕ご飯(子どもは無料、大人は300円)を提供してきました。今では100人超えの日も多く地域に定着してきました。それが、新型コロナウイルスの影響で会場の上高田東高齢者会館も休館となり、3月からお休みしています。三密を防ぐことをを考えると、当分開催することが難しい状況です。

コロナで食堂がお休み フードパントリーを開催

休校で給食のない子どもたち、外出自粛で高齢者会館(ミニデイ)の利用者の皆さんはどうしているのか、何かできることはないかと考え、フードパントリー(食材配布)を企画しました。タイムリーなことに赤い羽根共同募金の助成金を受けられたことと、多くの方々のご支援で2回のフードパントリーが実現しました。

お米、パスタ、レトルト食品、お菓子、ジュースなどを手提げ袋に入れて手渡しました

たくさん集まった手作りマスク。高校生には黒いマスクが人気でした

3月28日と5月2日に中野区の無料塾の中高生を中心に64人の方々にお米やレトルト食品、お菓子やパスタ、そして手作り布マスクを手渡すことができました。いつもボランティアで子どもたちと遊ぶなど、お手伝いに来てくれていた高校生にも手渡すことができました。みんなおいしく食べてくれたかな。

5月25日に緊急事態宣言が解除されました。コロナ対策をクリアして子ども食堂が再開し、みんなの笑顔が見られる日が早く来るように準備していきます。

大橋さんのサムネイル

上高田みんなの食堂代表 大橋美紀

(中野・生活者ネットワーク副代表)

■食品の提供を希望される方へ
セカンドハーベスト・ジャパン

コロナウィルス感染拡大により「食」の支援を必要とする方々へ食品を提供しています

http://2hj.org/recipient/individualuse.html