中野ネット初代議員・村守恵子が「山谷へ贈る マスク」

2020年5月13日の東京新聞

5月13日の東京新聞18面の「山谷へ贈る アベノマスク」と題された記事、ご覧になった方はいますか? 浅草のカフェ・バー「ギャラリー・エフ」が、店頭に「アベノマスクポスト」を設置し、集まったマスクを週1回、簡易宿泊所が集中する山谷地区に送り、野宿をしている労働者の方たちに配ってもらっている、という内容。マスクが足りているので、政府配布の布マスク、通称アベノマスクが不要な人から集まったものです。

発案者はギャラリーのオーナー・村守恵子さん。ナント、村守さんは中野・生活者ネットワークが初めて議会に送り出した初代議員です。1987年から2期8年、中野区議会議員として、食の安全、子どもの権利、福祉、環境などの問題に取り組みました。

任期を終えた後は、浅草で土蔵を生かした「ギャラリー・エフ」のオーナーとして様々なイベントを開催したり、地域の活性化にも貢献されています。「ギャラリー・エフ」は、国内外のアーティストたちの表現の場としてアートスペースにもなっています。

記事が掲載された翌日以降はいつもにも増してマスクが集まり、毎週日曜の炊き出しで配布できるよう土曜に発送していたのを早めて送ったそうです。また、店頭のポストから直接持っていく人もいるようで、「どんな形でもマスクを必要としている人に届けば嬉しい」と村守さん。

「ギャラリー・エフ」の店頭に置かれた「アベノマスクポスト」

箱詰めされ、山谷へ送られる集まったマスク

村守さんは選挙の時は駆けつけて来てくれたり、今でも中野ネットを応援してくれています。私たちも、大先輩の村守さんの活動に刺激を受けながら、生活者ネットワークが目指す「市民自治」を進めていきたいと思います。