認知症マフ作りに参加して・・・大好きな編み物でボランティア

大好きな編み物を通してボランティアする機会がありました。なごみ訪問看護ステーションが中野ダイバーシティーフェスタ(11月10日(日)・明治大学中野キャンパス)に「なごみブース」出展に際して手編みの「認知症マフ」を来訪者にプレゼントする、ということでその制作に参加しました。なごみ訪問看護ステーションは中野区と近隣区で訪問看護サービスをしている事業所です。
今回初めて「認知症マフ」と言う言葉を知りました。イギリスが発祥で認知症の方の不安を和らげる効果が期待できるそうです。イギリスでは、手芸好きなボランティアが地元の施設に贈る活動があります。久しぶりに編み物に触れて以前毛糸でマフラーやセーターなどを編んだことを思い出すそうです。「マフ」は、毛皮や織物の円筒状の防寒具で両側から手を入れて温めるものです。そういえば、映画のシーンで昔の外国の寒い地方の女性が長いコートを着て筒のような物に両側から手を入れているのを思い出しました。「認知症マフ」は毛糸版ですね。カラフルな毛糸を使ったり、筒の中になにか握りやすいマスコットなど小物を入れたり、表面にカラフルな花の飾りをつけて、視覚と触覚を刺激することで心身の緊張を和らげる効果があるそうです。

 

作り方は 並太毛糸で4,5玉使用
かぎ針7~9号使用
サイズは、筒の直径15~18cm 、長さ30~33cm
くさり編みで45目(平均)、長編みと長編み引き上げ編みを組み合わせる
マフの内側と外側にマスコット、花など小物を作ってつける(写真下は三上の作品)

なごみブースでは私たちボランティアが作ったカラフルなマフを来訪者の皆さんが実際に手を入れて感触を確かめておられました。「きれい」とか「可愛い」と言う声が聞かれました。編み方の実演もありました。(下の写真はなごみブースに展示された手作りマフ」

編みながら会話するきっかけにもなると聞きます。何人かでおしゃべりをしながら、編むのも楽しいかもしれませんね。                                        三上政子