久しぶりに街に出ました〜野方駅前で活動報告〜

「毎月、街に出よう」が活動方針の一つ

中野ネットのメンバー6名は西武新宿線野方駅南口前広場で2月22日、お昼過ぎの1時間の活動報告をしました。2020年度の活動方針のひとつに「街にでて大勢の方々と出会い交流すること」を挙げていたものの、コロナウイルス感染拡大で全く実行できませんでした。

今回の街宣活動は、2019年11月27日に中野駅北口での「ゲノム編集技術で作られた作物などのすべてについて、環境影響評価、食品安全性審査、表示の義務付けを求める署名」をお願いして以来1年3か月振りになりました。2021年は「毎月、街に出よう」ということで、第1回目の2月22日は、中野ネットとしては馴染みのある野方駅前南口で行ないました。コロナ禍がいまだ収束しない中でのマスク着用、ソーシャルディスタンスをとりながらの活動になりました。

上着がいらないくらいのポカポカ陽気の中、声をかけてくださる方が何人もいて、気持ちよく活動報告ができました

避難所での液体ミルクの備蓄など、中野ネットの提案が実現

12時30分に幟を立てて、はじめに代表の加藤から「中野ネットをご存知の皆さんへはコロナ禍でも活動していることを、ご存知ない皆さんへは中野ネットの存在を知っていただきたい」と挨拶。1月に発行した中野ネットの通信「いきいきリポート」73号を配付しながら活動をアピールしました。

細野からは、コロナ禍でこれまで社会が抱えていた格差、貧困、DVなどさまざまな問題が浮き彫りになる中、市民が声をあげることで政治に大きな影響を与えている変化が起きている。「#検察庁法改正に抗議します」や新型コロナウイルスに関する各支援制度の期間延長、最近では、前森喜朗東京オリンピック・パラリンピック組織委員会会長の女性差別発言などに対する抗議がある。今、声を上げることで政治が、社会が変わる実感をしている人はたくさんいると思う。そこに大きな希望を見出していると、コロナ禍で感じていることをお話ししました。

また、2020年度から実現した避難所での液体ミルクの備蓄、生活困窮者支援制度の「家計相談支援」の事業化など、中野ネットのこれまでの活動の成果を報告しました。
そして、運用開始からもうすぐ1年になる中野区上空を低空飛行する羽田新ルートの問題と、昨年6月の住民による新ルート中止を求める訴訟などについても報告しました。

プレーパーク常設化への取り組み

続いて大橋から、長年取り組んでいる冒険遊び場プレーパークの常設化に向けた取り組みやコロナ禍で休止中の子ども食堂に替えて行なっているフードパントリーとお弁当の配布について報告しました。3月16日、と23日はプレーパークの学習会を予定しています。

気候危機とまちづくり

加藤からは、「コロナ禍で私たちの生活の中で命と健康と環境が最も大切なことを学んだ。外出自粛中の中野区は子どもたちが公園に溢れ、テレワークの大人が憩う公園も不足していた。コロナウイルスも気候危機も人類の活動がもたらした。ひとりひとりのライフスタイルの見直しとともに都市の形の見直しも必要」と訴えました。(それぞれのお話しの詳細は、本ホ―ムページのこれまでのトピックをご参照ください。)

街宣活動の間には、足を止め声援を送ってくださる方がた、熱心に耳を傾けてくださる方、「あと4年、未来を守れるのは今」キャンペーンの「化石燃料も原発も使わない、持続可能な再エネ100%の気候・エネルギー政策を求めます」という署名をしてくださる方がたもいらっしゃいました。
まるで5月晴れのようなお天気に励まされて、メンバー一同口々に「街に出てよかった」と感想を述べあって13時30分に終了しました。来月も街にでて大勢の方々と出会い交流することが楽しみです。

「化石燃料も原発も使わない、持続可能な再エネ100%の気候・エネルギー政策を求めます」の署名も行いました