「中野・環境市民の会 水とみどりの部会」主催のイベントで、とても寒い日でしたが、他にも多くの人たちが訪れていました。
江戸時代初期、江戸を京都に負けない町にしようと徳川頼房が中屋敷としてつくったもので、二代目藩主光圀の代に完成した庭園です。
当時は現在の10倍も大きかったようですが、後楽園の名前は、中国の古記「天下の憂いに先立って憂い、天下の楽しみに後れて楽しむ」から名づけられたそうで、庭園の入り口には唐門跡があります。
武蔵野の自然も残しつつ、木曽川が流れる木曽路・紅葉林と琵琶湖・渡月橋の下を流れる大隈川には中国の西湖堤があり、清水寺・音羽の滝・白糸の滝・美帆の松原や鳴門の渦汐まで全国津々浦々の名勝があり、まさに大名の贅を尽くした庭園でした。
花は梅・桜・藤・かきつばた・花菖蒲・つつじ・五月・睡蓮・蓮・紅葉と一年中楽しめます。新緑も素晴らしいそうですし、雪景色も良いのでは、
以前紅葉の時友人とふらっと行った時には出来なかった楽しみ方が解りました。皆様も是非庭園ガイドさんに説明をお願いすると良いですよ。
中野区には昨年、都の名勝に指定された哲学堂公園があります。ここの梅林もしっとりと花盛りでしょう。
田辺雪子