ダイバーシティ・フェスタ中野2025に参加

昨年に引き続き、「ダイバーシティ・フェスタ中野2025」が11月30日(日)に中野区四季の森公園に隣接する明治大学中野キャンパスで開催しました。中野区内外の介護・福祉に関係する多様なグループや企業が集まり活動紹介や情報交換をしました。中野・生活者ネットワークのメンバーはプレーパークの運営、ゴスペル・ミニ・コンサート、触地図の紹介と様々な形で参加しました

プレーパーク:一社)探求遊び場づくりの輪(大橋)

4階子ども企画に参加し、室内プレーパークを開催しました。子どもたちは新聞紙をちぎったり、ロールペーパーを身体に巻き付けたりして思いっきり遊びました。たくさんの親子連れの参加があり、何度も訪れる子どももいました。

室内プレーパーク

ゴスペルグループ:トライアングル(田辺、檜垣)

トライアングルは屋外で日ごろの練習の成果を元気に披露しました。

 

 

 

 

 

 

中野・触地図の会(松田、加藤、細野)

中野・触地図の会は、みかん:「認知症みんなで考える中野ネットワーク」の体験コーナー(514号室)に出展、触地図を展示しました。以下は、代表の松田茜からのレポートです。

〇展示した触地図:2種類の触地図(紙製触地図数枚と中野駅周辺3D(立体)マップ3枚)と触地図の説明のポスターとチラシ。新潟大学渡辺哲也研究室から全面的協力をしていただきました。

〇参加メンバー:松田、加藤、細野(中野・生活者ネット区議)、三上、田辺、大橋、檜垣が展示作業、説明要員などで入れ替わり立ち代わり活躍しました。

〇準備:当日は、午前9時から展示物を並べました。出入り口右側から奥に向かって壁面にはポスターと紙製触地図に並べて貼り、長テーブルには来場者への配布用の触地図の種類を説明するチラシと「中野・触地図の会」の紹介文を配置し、続いて3D立体マップと紙製触地図を自由に触れるように展示しました。

〇午前10時ダイバーシティ・フェスタ2025開始。最初の1時間は、来場者がほとんどいませんでしたが、午前11時を過ぎたころからぽつぽつとやってきました。

触地図の説明を聞いては、「へえ、こういう凸凹した地図があるんだね」、「これなら、視覚障がい者でもわかるからいいよねえ」と感想をのべていらっしゃいました。

触地図を体験

説明をする松田茜さん

とくに、今年導入した中野駅周辺3Dマップに来場者の目や手が吸い込まれるほど釘付けになっていました。紙製触地図では世界の地図を懸命に眺めたり触ったり体験されるひとが印象的でした。

3D立体マップ 中野駅北口周辺を俯瞰

「訪れたことのない場所や、ニュースで言われている戦争がどの辺りで起こっているのかイメージが付け易くなるのでいいよね」などと話をしながらやりとりをしました。

午後1時を過ぎてからは、より来場者が多くなってきました。「みかん」の白岩さんが来場者に声をかけて紹介してくださったので多くの方々が見に来てくださいました。

私と加藤さんは、昼食休憩にスタンプラリーでダイバーシティ・フェスタ会場全体を巡ってさまざまな活動をされているグループと情報交換をしました。中でも「Palabra株式会社(パラブラ株式会社)」で映画の音声ガイドや字幕の政策に携わっているかたとの出会いがありました。私たちと会う前に、触地図に関心を持ち、足を運んでくださっていました。その方は映画のガイド音声だけではなくお芝居の舞台の配置をどんな風にして当事者に伝えていけばよいかということにも取り組んでいると話してくださいました。「私自身は、テレビや映画もいいのですが、お芝居のほうが好きなんです。お芝居の舞台のセッティングがどういう風になっているのか、そして俳優さんたちの衣装はどのようなものなのかなどが知れたらもっと楽しめると思います。舞台のセッティングや配置などは私たちの触地図を活用できそうな気がしますね!」とお伝えすることもできました。

また、来場者の中には、中野区の医療介護関係担当の方がたも足を運んでくださいました。展示物の触地図の説明を受けながら、「中野区役所をはじめとする公共施設の触地図があってもよいですよね!」などと会話を交わすこともできて有意義な時間を過ごせました。

今回のブース出店を振り返って、来場者は初めての方もいましたが、昨年に続いて足を運んでくださった方もいました。昨年より展示室が奥まったところだったからか、来場者が少ないように感じました。ポスターとチラシは25枚程度配布しました。

区役所の業務、映画音声ガイド制作会社に携わる方、それ以外の多くの活動をされている方との出会いがあり、触地図を紹介することができました。今後触地図を広めるさらなる目標につなげていけたらよいと思いました。

午後4時、撤収のサインがあり、壁に貼り付けた展示物を外し、長テーブルの展示物を片付け。長テーブルと椅子をもとの位置に戻し終了しました。中野駅周辺の3Dマップや紙製触地図、ポスターチラシを提供してくださった渡辺先生が4時過ぎに展示の様子を見に来てくださったことを撤収後に知りました。もう少し長く展示をしていればよかったと、反省でした。

中野・触地図の会の出展に協力してくださったみかんの皆さん、橋渡し役をしていただいた白鷺さくら苑の白岩さん、大橋さん、檜垣さん、出展の準備、片付け、段取りなど携わってくださったみなさんまことにありがとうございました。また、足を運んでくださったみなさん、懸命に説明に耳を傾けていただき、展示物をみて触っていただきありがとうございました。(中野・触地図の会 松田茜)