報告 中野ダイバーシティフェスタ2024参加

「中野ダイバーシティフェスタ2024」(中野ダイバーシティ・ウォッチャーズ(区民団体):主催、明治大学と中野区:後援、東京新聞:協力)が11月10日に明治大学中野キャンパス(1階から6階)でありました。ダイバーシティフェスタは誰もがありのままで暮らせる中野のまちをつくることをめざす「多様性の祭典」です。参加団体は中野区を中心に多様性、福祉に関心を寄せる37団体(教育機関、性的マイノリティの当事者団体、企業、子ども支援、外国人との多文化共生、各種障害者団体、高齢者・認知症支援など)が活動を紹介しました。 認知症、介護・看護、法律など専門家による相談コーナー、子どもの遊び場プレーパーク、健康チェック、介護食の試食などができる体験コーナー、在宅医療をテーマにした映画『ピア~街をつなぐもの』上映会、渋谷の温泉施設爆発事故で車いす生活になった池田君江さんの『ココロのバリアフリー』講演会などなど、盛り沢山なプログラムでした。この日は他にも隣接する平成帝京大学では文化祭もありにぎやかな一日でした。
中野・生活者ネットワークは、メンバーがさまざまな形で活動に参加するMIKAN(認知症と地域づくりと健康福祉)の活動紹介ブースに参加しました。

トライアングルのゴスペル合唱
ゴスペルを通じて年齢を超えた交流を行う老人会のトライアングルと令和小学校サポーターズが合同で6階会場の中央ホールと明治大学校舎前のオープンステージで「オーハッピーデイ」「アメージンググレース」などゴスペルの数々を力強く歌いました。プログラムには一曲だけ湯川れい子作詞の日本語の「絆」があり、メンバーによる手話通訳付きで合唱しました。明治大学6階のMIKAN活動ブースのある広場は大学キャンパスでダイバーシティフェスタを盛り上げました。

写真:明治大学キャンパス前で歌うトライアングル

「認知症マフ」づくりのボランティア
なごみブース なごみ訪問看護ステーションでは、訪問看護の紹介、相談とともに手編みの「認知症マフ」や帽子をプレゼントしました。認知症マフづくりに中野ネットのメンバーやサポーターが協力しました。作り方は次の記事(「認知症マフ作りに参加して」 三上政子記)にあります。
写真:なごみブースの認知症マフ

「触地図紹介コーナー」
MIKAN活動ブースの一角をお借りして、触地図紹介パネルと触地図の見本を展示しました。
パネルや見本は新潟大学の渡辺哲也先生に提供していただきました。中野ネットメンバー有志で触地図普及の期待を込めて紹介しました。
写真:触地図展示

大学3階の講義室では屋内でのプレーパークを紹介
一般社団法人 探求あそび場づくりの輪(常設プレーパーク設立を目指し、放課後教室で活動しています。)が講義室で屋内プレーパークを実施しました。段ボールで作った迷路や風船のバルーンアートと、お絵描き、プレイキットで遊びました。参加者は概ね100組くらいでした。