中野区長選挙・区議会議員補欠選挙を終えて
2022年5月22日、中野区区長選挙(以下「区長選」)に伴う区議会議員補欠選挙(以下「補選」)がありました。私たち、中野・生活者ネットワークは、2019年に細野かよこ(前区議会議員)が失った1議席の奪還をかけて補選に挑戦しました。
細野かよこは19,719票を獲得しましたが、当選(23,413票)に及ばず、次点となりました。今回は、ながつま昭衆議院議員をはじめ立憲民主党の全面的な応援を得て、6人の候補者が1議席を争う大きな選挙を戦うことが出来ました。残念な結果ではありましたが、学ぶことの多い、次につながる貴重な経験になりました。
補欠選挙が終わったのに区議会は1名欠員のまま なぜ?
今回の補選は、2021年7月の都議選に出馬した自民党区議の欠員1議席を補うものでしたが、私たちが注目していたのは、区長選に立候補の噂のあった現職女性区議の去就でした。というのも、区長選告示日である5月15日の前日、すなわち14日午後5時までに区議会議員を辞職していれば、区議会議員の補欠枠は2議席になるからです。当選の確率は6分の1から6分の2(3分の1)に上がります。
手続きは、区議が辞職届を区議会議長に提出、議長がそれを選挙管理委員会に報告をします。しかしながら区長選に立候補した区議は辞職をしなかったので、告示日に立候補の届出をしたことで自動失職となりました。この結果として補欠選挙による当選は1名のみとなり、失職による区議の1議席は来年の統一地方選挙まで新たな欠員となりました。
私たちは、区民に対して誠実でありたい
さまざまな考え方があり、「女性区議を推薦した政党の戦略勝ち」「それが政治というもの」「法律違反ではない」というひとがいる一方で「自分本位」「区民目線ではない」という人たちもいます。では中野区政は法律に違反しない程度でよいということでしょうか。
中野ネットは区民のために働きたいと高い志と勇気を持って補選に臨みました。補欠選挙を終えて応援してくださった皆様への感謝とともに、区民目線、生活者目線で生活と政治をつないでいきたいと決意をあらたにしています。