2020年はより多くの人と活動のアリーナへ 〜代表挨拶〜

頼れる地域政党をめざします
新春の中野・生活者ネットワーク(以下中野ネット)のホームページにようこそ。新年を迎えて皆さまいかがお過ごしでしょうか。 私たち中野ネットは、充実した活動により頼れる地域政党をめざそうと2020年を迎えました。
昨年(2019)前半は4月の統一地方選挙で議席を失ったのち再建に向けた議論を重ね、後半は体制を整えて活動を再開しました。「いきいきレポート」の発行、本ホームページの再開、区長への政策提案、「ゲノム編集食品の表示と規制を求める」署名活動、羽田新ルート計画の見直しを求める署名・街宣活動、学校保健における「香害」(柔軟剤や芳香剤に起因する化学物質過敏症などの健康被害)に関する調査の準備などを行ないました。

持続可能な都市の姿「エコトピア社会」と重なる生活者ネットワークの活動
私は、昨年7月に中野ネットの応援席から活動のアリーナに移り実践的活動に参加して半年が経ち、生活者ネットワークの魅力を再確認しているところです。中でも大きな発見は、私が環境とまちづくりのモデルとして紹介してきた「エコトピア社会」と生活者ネットワークが試みてきたことに多くの共通点を見出したことです。「エコトピア社会」とは、米国の環境思想家アーネスト・カレンバックが持続可能な都市社会の様子を描いた小説『エコトピア』とその他の彼の著作から導いた都市の形と人びとのライフスタイルです。
エコトピア社会は、化石燃料の使用、原子力発電、商業主義を廃止し、市民自治がすすみ、ワーカーズ・コレクティブ(資本主義に代わる共同経営形態)が定着している、地域では人びとは大家族のように支え合い、子どもが自ら考え生きる力が身につく教育、有機物の循環に基づく環境保全を進めることで持続可能な社会です。一方、生活者ネットワークは市民自治の推進(獲得)を目標に、食の安全性、環境保全、エネルギー・シフト、多様性の保障、ジェンダー主流化などエコトピア社会に通じる課題を時代のトップランナーとして政策につなげてきました。

運営メンバーで暑気払い

中野ネットのメンバー紹介
さらに、中野ネットの運営委員会メンバーのライフスタイルとライフワークは『エコトピア』の中に見出せるのです。
中野ネットの生き字引きで副代表の大橋美紀さんは、子どもの遊び場・プレイパーク、子ども食堂の運営など子どもの居場所づくりのパイオニアでもあります。
事務局長の細野かよこさんは区議時代と同じ熱心さで中野ネットをけん引するとともに、福祉・ジェンダー・環境と様々な分野の課題に取り組んでいます。
32年前の中野ネット創設メンバーの田辺雪子さんは、労をいとわず淡々と副事務局長の仕事をこなすとともにNPO法人中野・環境市民の会に参加し環境活動にも熱心に取り組んでいます。
障がい者、高齢者の福祉に詳しい檜垣敦子さんはまちなかサロン運営な、ど当事者に寄り添う活動をしています。
AMR「アメニティ(総合快適性)・ミーティング・ルーム」を提唱する千成輝美さんは、鋭い洞察力で生活者ネットワークの課題を分析します。
もう一人の創設メンバーに料理の腕前を活かして長らくワーカーズ・コレクティブ(雇う、雇われるという雇用関係ではなく相互扶助の精神で自分たちで地域に必要な仕事を創って行く団体)で、安全なお惣菜づくりの仕事と熱心な平和活動をしている方がいます。
食べる事が好きで生活クラブデポーすぎなみ永福のワーカーズ・コレクティブで働いているかたもいます。魚部門(大きなエプロン姿が決まっています)で日々お客様に美味しい魚を更に美味しく食べてもらえるにはと知恵を絞っているそうです。

以上がこの半年間に私が発見した生活者ネットワークの魅力と多様な分野の達人の中野ネット運営委員のメンバーです。本年の目標は、実力派メンバーがワンチームでより充実した活動を通して中野ネットの存在をアピールしてより多くの方がたを活動のアリーナへ招くことです。皆さまどうぞよろしくお願いいたします。
(中野・生活者ネットワーク代表 加藤まさみ)