8月29日 中野地域協議会主催の 「落合水再生センター」を見学会してきました。
当日は台風のため雨が時折激しく降る中、参加者6名でしたが普段は意識すらしていなかった家庭の生活排水について学ぶよい機会でした。
このセンターの処理区域は、中野・新宿・世田谷・渋谷・杉並・豊島・練馬の一部です。処理水は神田川に放流されますが、アユが戻ってくるほどきれいな水になっています。
23区はほとんどが、生活排水(台所・洗濯・トイレ・お風呂の排水など)と雨水が同じ一本の下水道管に流れる合流式ですので、大雨の時は処理能力を超えると、処理されずにそのまま川に流されます。本来は分流式で雨水と生活排水とは別の管の方がよいのではと思いましたが、コスト的に難しいとのことです。私たちは水を汚さないように、油を流さない、味噌汁も飲み切る、石鹸の使用をする。また雨の日は洗濯を控えることなどが大切だとおもいました。
このセンターは、水再生をして・快適な生活環境を確保する。・浸水から街を守る。・地球環境を守る(川や海の水質を保全し、循環型まちづくりを進める)ことが使命だそうです。
ちなみに、雨水浸透施設は、雨水を地中に浸透させることで下水道管に流れ込む雨水の量を抑制し、地下水の保全にも役立ちます。平成27年4月21日現在 宅地内雨水浸透施設の助成制度がある区は、港区、品川区、目黒区、大田区、世田谷区、杉並区、北区、練馬区の7区です。川の氾濫を防ぐためにもぜひ中野区としても、雨水浸透施設の設置を推進してもらいたいと思います。 この施設の見学は平日ならいつでも予約すれば1組からでもOKとの事です。
中野・生活者ネットワークでは、今後雨水の浸透や貯留による雨水の利活用によるまちづくりについての考えていきます