小金井市には、21年前から市民と行政が協働で続けてきた放射能測定器運営連絡協議会があると聞いて他の地域ネットメンバーと見学してきました。
機器は300万円程で購入したが、メンテナンスに年間30万円かけて継続してきたそうだ。市の施設の一角に測定器はあった。
3月11日以前は週に1回程度の測定で依頼も少なかったそうだが、以後は週2回に増やしたものの12月まで測定依頼は一杯詰まっているとか。この日は家庭菜園で作ったミニトマトを持参した市民の方が待っていた。200gの検体をミキサーにかけ持参、測定器にかけておよそ6時間で結果が出る。通常の測定器は1㎏だが、ここは小型測定器でよかったとメンバーの一言。学校給食の食材などを1㎏を用意するのは大変だからだ。
我々がいる間には結果が出ないが、これまで給食の食材や牛乳からは数値が出ていないとのことでした。
測定結果は「こがねい放射能測定室だより」を発行して周知しています。
2008年には、輸入ブルーベリー製品からセシウム137が検出され
関係所管に連絡し、輸入差し止めに至ったことがあった。フランス以北のヨーロッパの製品だそうだ。
ずっと継続して測定してきたからこそだと感心しました。
中野区でもかつては測定器が保健所に設置され手板が、平成17年に廃棄したとのこと。区民との協働で面々と測定し続ける事ができていたら、今も現役で中野区の給食の食材も調べる事ができたのに残念です。