環境映画上映会「エネルギーの明日、子どもたちの未来」〜映画『ミツバチの羽音と地球の回転』とトークから考える

きれいな地球を残すためには将来を見据えた政策が必要です。

10月30日、「足元から地球温暖化を考える市民ネットえどがわ」主催の上映会に参加しました。自然豊かな山口県上関町祝島。漁業で暮らす小さな島に、原発建設計画が持ち上がってから、住民たちは島を守るため、数十年にわたる反対運動を続けてきました。  原発建設を進める日本のエネルギー政策は、子どもたちの未来にとって良いものと言えるのか。脱原発を進めるヨーロッパの様子と対比したドキュメンタリー映画『ミツバチの羽音と地球の回転』を見ながら、エネルギーの明日について考えみました。八ッ場ダムのように数十年にも及ぶ工事の末、要らくなった公共事業のように、いや今でも必要とは思えないこの事業で、翻弄されるのはいつも地元住民です。電力が足りなくなるとの予測で原発建設を進めると、自然を汚し、原発の排熱で海水温度が上昇し生物の多様性を奪う事になりかねません。地元では漁ができなくなり、生活の基盤を失います。省エネルギーや自然エネルギー等、もっと未来を見据えた政策が必要です。都会で暮らす私たちもこの現状を知るべきと思いました。    田辺雪子