どこで子どもを産みますか?アンケート

地域の実態を知り、子育て環境の改善にむけて

 今、地域の病院で産科・小児科の医師不足により、分娩を休止するところが続出したり、分娩をたらいまわしにされ、妊婦が亡くなるという痛ましい事故が報道されています。
少子化対策が叫ばれているのに、安心して子どもを産み育てられないのはとても残念なことです。東京・生活者ネットワークでは地域の実態を知り、安心して子どもが産めるまちづくりを進めるためにアンケート調査を9〜10月に行いました。
 中野・生活者ネットワークでは個別に依頼する他、地域の子育て支援団体による居場所にお邪魔したり、産婦人科医院にお願いして調査を行いました。
社会福祉協議会が展開している「まちなかサロン」は0〜3歳位までを対象としたママと子どもの遊び場です。土曜日にパパも参加できるサロンも最近出来たそうです。個人の家や集合住宅の集会室、地域センターなどを使って若干のおもちゃがあるくらいで特にプログラムがあるわけでなく、数人の職員と地域のボランティアさんが見守る中、ママも子どもも自由に遊んだりお喋りをして情報交換を楽しそうにしていました。参加費もコーヒーやパンの100〜200円くらい。ミルクを作るお湯は用意してありました。そんな和気藹々とした中で若いママさんたちは気軽にアンケートに答えてくれました。
そこで今年4月からは妊婦健診への助成が14回になった事など最近の中野区の助成について私たちも学びました。産婦人科では若いカップルが検診に来ていて二人で答えてくれたりもしました。心温まる調査になりました。未来を担う子どもを産み育てる環境がよくなるよう祈らずにはいられません。
この調査は東京全体でまとめ、集計結果が出ましたらHPなどでお知らせします。
 
 (写真は昭和記念公園のコスモスです)