33年ぶりに変更になる中野区のごみ分別

説明会にネット会員が参加してきました。

中野区のごみ分別は「燃やすごみ」と「資源ごみ」「陶器・ガラス・金属」に大変更!

今まで江古田1〜3丁目、新井など区の半分の地域で試験的に行われてきたごみ収集方法の変更を、2008年10月より中野区全域に広げるための説明会が開かれています。区の説明会は約60回各地で開催される予定です。

10月からごみを間違いなく回収に出すには、中野区の説明会に出席することが不可欠です。是非皆さんも最寄の会場にお出かけください。

収集変更の目的と変更点についてパワーポイントで説明がありました。

目的は
東京港内「新海面処分場」の延命(あと30年)。
プラスチックを資源として有効利用するため。

10月からの変更点は
① 「プラスチック製容器・包装」を資源として回収。
② 容器包装以外のプラスチック、ゴム、皮革製品を「燃やすごみ」に変更。
③ 「陶器・ガラス・金属」を不燃ごみとする。
④ △PET印の「ペットボトル」をびん・缶集積所で回収。

注意点は
①プラスチック製容器・包装の目印はプラマーク。
・ トレイ類、カップやパック、ボトル類、キャップ類、袋・ラップ類、家電製品包装用発泡スチロールを含む。
・ 従来のスーパーで行っていたペットボトルやトレーなどの回収は尊重する。
・ ただし中身が残ったものや汚れのあるものはプラスチック製容器・包装として回収できないので燃やすごみに。(汚れのあるプラスチック製容器・包装は人間が確認する)
②従来の「不燃ごみ」から「燃やすごみ」に変わるもの
・ 容器・包装以外のプラスチック製品(歯ブラシ、洗面器、ビデオテープなど)
・ ゴム・皮革製品
・ 汚れの落ちないプラスチック製容器・包装。
③「陶器・ガラス・金属ごみ」は「燃やさないごみ」。アルミホイル、小型家電(ドライヤー、アイロン、コンセント付コード)スプレー缶は金属類。

* 各戸に配布された説明パンフレットを参照してください。
  英語、中国語、韓国語の説明版も発行するそうです。

 容器包装プラスチックはきれいでなければ資源として回収せず、燃えるごみです。CD・長靴も燃やすごみになります。
分別するには、包装材の素材を統一すると解りやすいが、野菜などの個包装の袋は袋の素材により分かりにくいものもあります。市民が手間をかけ分別し、中間処理施設がまた分別、リサイクル施設でもまた分別します。そのたびに税金がかかり、行政や市民の努力にも限界があります。やはり製造者の責任として、もっと努力する必要があるのでは?生活者ネットでは製造者責任法を作ろうと提案しています。
 秋から始まる全面改革の動向を注視していきます。