妙正寺川の水質調査から見えること

全国一斉水質調査
毎年環境行動の日(6月5日)に近い日曜日は全国一斉水質調査の日、全国の600近い個人と団体が参加して午前中のほとんど同じ時間帯にそれぞれの身近な水辺の水質調査を行います。中野・生活者ネットワークは、昨年からはまちづくり活動をしている中野区生活クラブ運動グループ地域協議会(地域協議会)と一緒に妙正寺川の水質調査を実施しています。
実施日時:6月8日(日)10:00~12:00 水質調査地点:妙正寺川千歳橋~水車上橋 参加者:大人8、小学生2名
調査地点の特長
1. 千歳橋:中野水再生センター処理水排水口上流
2. 平和公園橋:中野水再生センター処理水排水口下流、名無し橋でしたが、整備されて名前が付きました。
3. 江古田公園橋:妙正寺川江古田川合流点下流
4. 下田橋:妙正寺川が中野通と交差し、その東側の哲学堂公園に接している地点
5. 北原橋:上高田公園北西部に接している地点
6. 水車上橋:新宿区落合公園横

水質調査はパックテスト(比色法による簡単な水質分析器具)でCOD(chemical oxygen demand:化学的酸素要求量:水質をきれいにするために必要な酸素量)を調べます。水質調査の結果は「全国水環境マップ」に記載されます。水質調査は、以下の手順
1. バケツで川の1度目の水を汲み上げて共洗いして水を川に戻す
2. 2度目に汲み上げた水で調査をする
3. 気温とバケツで汲み上げた川の水の温度を測る
4. スポイトで水を吸い上げ、パッコン(小さな容器)に入れて、2度洗いしてからテストを行う
5. パックテストを行う。水温ごとに異なる反応時間で測る
6. 試薬により変化した水の色で化学的酸素要求量(水質をきれいにするために必要な酸素の量)を確認する。(数値が高いほど汚れています)
7. 値は0~8で水の色がピンクから透明、ブルーへと変わる。8(ブルー)になった場合は精製水で2倍に希釈して測ります。

今回の調査では、2度目の参加となる小学生姉妹が率先して調査してくれました。

妙正寺川の水質は、中野水再生センターの処理水吐口の上流側千歳橋と下流側平和の森公園橋の間でCOD数値(水質浄化に必要とする酸素量)に処理水の影響と思われる差がありました。

調査結果水質調査は、身近な河川の水質の背景にある、都市のかたち、自然環境、水の循環など様々な気づきの機会になります。大雨時は河川が増水するので近づくと危険です。下水道を介して生活排水が河川に流入します。気候変動に伴う集中豪雨、台風の大型化など風水害への備えにもつながります。時々、身近な河川を観察してみてください。曇り空の下、調査と川歩きを楽しみました。