子どもたちの自由な遊び場 「プレーパーク」が広がっています

上高田台公園で15年続けているプレーパーク「夢発見!草っパラダイス」

「自分の責任で自由に遊ぶ」をモットーに、子どもたちが自由な遊びができるプレーパーク。中野区では、上高田台公園で“夢発見!草っパラダイス”として15年間運営しています。プレーパークは、竹で作った弓矢、ハンモック、手作りのシャボン玉、ベーゴマ、木工などの他、子どもたちが自主的に遊びをつくり、創造力を働かせられる遊び場。

放課後子ども教室の受託事業として現在は月4〜5回(毎週水曜、第4日曜)の運営ですが、子どもたちが毎日遊びに行ける常設のプレーパークを目指して活動してきました。

昨年は新型コロナウイルス感染症の拡大で学校が休校となり、1回目の緊急事態宣言が発出された中、子どもたちの居場所、遊びの確保が必要だと考え、感染防止対策を行いながら受託事業とは別に独自に運営を続けました。

草っパラダイスのきまり

流しそーめん用に竹を切る子どもたち(コロナ前の写真です)

夏休み最後の草っパラダイス。流しそーめんは子どもにも大人にも人気です(写真はコロナ前)

 

お母さんたちが中心になって始めた出張プレーパーク「わくわく!あそびば」

草っパラダイスに遊びに来ていたお母さん2人が中心になって今年度から始めた「わくわく!あそびば」は、出張プレーパーク。月2〜4回程度、主に毎週土曜日午後、上高田台公園、東山公園、大和公園、江古田の森公園で遊び場を提供しています。申し込みは不要で、参加費もいりません。

これまで区内に一か所だったプレーパークが一気に4か所に増えました。行きたかったけれど遠くて行けなかった、曜日が合わなくて行けなかったなど、草っパラダイスには参加できなかった子どもたちにもプレーパークで遊べる機会ができました。

「わくわく!あそびば」を主催している団体「探求遊び場づくりの輪」は、その名前の通り仲間の輪がどんどん広がっていて、運営に参加する保護者も多いようです。今あそびばで人気なのは木工だとか。

一人当たりの公園面積が23区でワースト2で、人口密度も高い中野区。だからと言って子どもたちの遊び場を諦めない大人たちと、何だって遊びにしてしまう子どもたちの創造性が、中野区に新たな遊び場の可能性を見せてくれています。もっともっと広がれ、自由な遊び場!

 

日本冒険遊び場づくり協会
https://bouken-asobiba.org

遊ぼう!学ぼう!放課後子ども教室で(中野区)
https://www.city.tokyo-nakano.lg.jp/dept/247000/d010752.html

夢発見!草っパラダイスのブログ
http://kusapparanakano.blog.fc2.com

わくわく!あそびば
https://wakuwaku-asobiba.blogspot.com