中野区でも、生理用品の配布が3/29から始まります
3月29日(月)から、区役所、すこやか福祉センターで
防災備蓄用の生理用品の配布が始まります。
●対象は=区内在住、在学、在勤者。
●配布予定数=昼用ナプキン30個、夜用ナプキン10個入りのセット550セット
●配布方法=窓口にある専用カード(写真)、もしくはカードを表示させたスマートフォン画像を配布窓口に提示。
*本人証明書の提示は必要はありません。名前や住所を聞かれることもありません。
*なくなり次第終了となりますが、終了は中野区のホームページに掲載されるようです。
詳しくは中野区のホームページでご確認ください。
https://www.city.tokyo-nakano.lg.jp/dept/241500/d030296.html
「生理用品を買うのに苦労したことがある」学生が2割
3月初旬、生理用品の軽減税率適用などを求めてきた若者のグループ「#みんなの生理」が、コロナ禍でアルバイトができず生理用品が買えないなど、日常生活に支障が出ている学生についてインターネットで調査した結果が報道され、話題になりました。
高校生以上の生徒・学生を対象に実施された調査では、
過去1年間に経済的な理由で生理用品を「買うのに苦労したことがある」と答えた人が20%、「生理用品を交換する頻度を減らしたことがある」が37%の結果でした。
世界に広がる「生理の貧困」解消に向けた動き
生理用品の購入に苦労している状態は「生理の貧困」と呼ばれ、海外では昨年11月、スコットランドが世界で初めて「生理用品無償化」の法案を全会一致で可決、フランスも2月に全ての大学生への生理用品の無償提供を発表、カナダ、インド、オーストラリア、ケニアや、アメリカの複数の州で生理用品を非課税にするなど、生理の貧困解消に向けた動きが世界に広がっています。
23区では豊島区が1月末に若い女性に対する支援策を検討するプロジェクトを立ち上げ、参加している支援団体から「生理用品を渡すことがある」という声が上がり、入れ替え時期を迎えていた防災備蓄品の生理用品とクラッカーなどの配布を3月15日から行っています。(現在は終了しています)
東京都も、3月26日に、災害用に備蓄する生理用品を区市町村に提供すると報道発表。都は発表前に各自治体に通知をし、希望するかどうかを聞いています。
今回配布されるのは東京都からの提供分。中野区の備蓄品が入れ替え時期を迎える5月、6月頃の配布も検討されているようです。