「色」で、ストレス解消しましょう!

昨年来の行動制限などでストレスフルな生活が続いています。日常の中で、少しでもストレスを軽減できたら……そんな思いを抱いていた中野ネット運営メンバーが、カラーリストの近江真理さんから「色」によるストレス解消法をお聞きしました。これは私たちだけで共有するのはもったいない、みなさんにもお伝えしたい、ということで、近江さんに寄稿いただきました。

たくさんの色には、それぞれに応じた効果が

「色」の活用で、気持ちをコントロール

コロナ禍、緊急事態宣言が延長され、外出自粛で思うように活動ができない日々が続いています。おうち時間が続く中、なんだか疲れる、やる気にならないなど様々なストレスを抱えているのではないでしょうか。美味しいものを食べる、心地よい音楽を聴く、ペットと触れ合う、ストレッチする等・・・・それぞれストレス解消を工夫されていることでしょう。

普段、私たちは「五感」を通じて様々な情報から刺激を受け、不安や怒り、安心や心地よさなど様々な感情を持ちます。ただ、その情報源は圧倒的に「目」からの情報が多いと言われていて、何気なく目にしているものから、けっこう影響を受けているのです。その視覚情報とは「色」と「形」なのですが、「色」からの情報が7割ほどです。

つまり、様々な情報源の半分以上は「色」になるわけで、逆に「色」をうまく活用すれば、気持ちもコントロールできるということです。

私たちが得る情報は目からの情報源が圧倒的に多い

調和と安心の「緑」

そこで、おすすめなのが「緑」です。緑は自然界の中でも多く見られる馴染みのある色なので、とても心を癒してくれます。調和と安定、安心の色です。部屋の中に観葉植物を置いてもよいし、また「緑」の絵画や写真を飾ったり、小物などを身に着けてもよいでしょう。目が疲れた時、窓から緑が見える家にお住まいでしたら、意識して「緑」を見るのも効果的です。

「緑」は自然界の中で多く見られる

幸福感を得られる「ピンク」

そして、もう一つおすすめの色が「ピンク」です。多くの人はピンクを見ると、優しい気持ちになり、幸福感を得られると言います。不安を和らげたいとき、優しい気持ちになりたいとき、生活をゆっくり楽しみたいときなどに効果的です。加えて、「ピンク」は、アンチエイジングの色ともいわれていますので、ぜひ身近に取り入れてみてください。

春は、梅、桃、桜と「ピンク」の花が見頃の季節です。昨年は、残念ながら、お花見も全くできませんでしたが、今年は密を避け、近所で少人数なら大丈夫でしょうか。家の中でも「ピンク」の花を飾って、ご家族にも優しい気持ちで、接することができると良いですね。
(カラーリスト 近江眞理)

春は「ピンク」の花が見頃の季節