第42回定期総会終了のご報告

生活者ネットワークの存在意義を再確認

中野・生活者ネットワーク第42回定期総会は、新型コロナウィルス感染拡大による緊急事態宣言・外出自粛を求められる中、4月26日にインターネット会議形式で開催、無事終了しました。当初、定期総会は3月15日に予定していましたが、4月26日に延期するも状況が改善しないことから一堂に会することをあきらめてインターネットを利用しました。(インターネット会議は、モニター上に参加者全員の顔と声が揃うまでには多少混乱しましたが、今後も新しい会議のツールとして活用していきます。)

総会では昨年度の総括と決算、新年度の方針と予算を話し合いました。
2019年度は、前半は4月の区議会選挙後、区議不在となり、事務所の閉鎖、存続を含む活動の見直しを迫られました。後半は中野ネット設立から32年の歴史の振り返り、存在意義を考え、態勢を整えてまいりました。そうした中で生活者ネットワークの存在意義が「よびかけ」にあることを再認識しました。

2020年度は中野ネットの魅力を発信!

2020年度の活動は、まず仲間づくり、ネットワークづくりに力を注ぎます。一人でも多くの方に会員(一緒に活動する仲間)、賛助会員(活動に賛同してくれる仲間)、サポーター(活動を支えてくれる仲間)になっていただくよう努めます。そのためには、まず、中野ネット32年の歴史、存在意義、活動内容、そして個々の会員の関心事(魅力と実力)を知っていただくよう、通信、ホームページ、リーフレット(まもなく完成予定)を使って情報発信をしていきます。

本年度から会費を4,400円から3,000円に改定し、その内訳を明示し、参加しやすい仕組みづくりを進めます。

従来からの活動・多団体との連携を継続するとともに、より多くの方がたと双方向の対話を通して中野ネットの存在感を示すことで、次代を担う人たちとのつながりがうまれることに期待しています。

グローバル化時代の疫病、新型コロナウィルスはいまだ収束の兆しが見えず、私たちの社会生活に停滞と分断をもたらしています。他方、この新たな危機が確かに示したのは「幸せな暮らし」の優先順位が命、健康、環境にあるということです。それはまさに生活者ネットワークが長年大切にしてきたことです。

中野ネットは、今できることを考え実践するとともに、コロナウィルス後の社会の構築に向けて活動をすることを確認して、2020年の総会を終了したことを報告いたします。

2020年4月26日 代表 加藤まさみ

 

以下に、改めて生活者ネットワークの存在意義を示す「よびかけ」をご紹介させていただきます。地域政党としての生活者ネットワークの特色として「3つのルール」のみが注目されがちですが、今後は「よびかけ」とともに「3つのルール」を理解していただけるよう紹介してまいります。

 

よびかけ」

安心・共生・自治のまちをつくる

2018年3月3日 改定

私たち生活者ネットワークは、人権の尊重をすべての基本とし、安心、共生、自治の理念に基づき市民の政治をすすめます。

【安心】

命を守るため、戦争をしない、平和な社会を次世代に引き継ぎます。資源を公正に分けあい、原子力エネルギーから再生可能エネルギーへと転換します。生命の基本である食の安全を守ります。
モノやカネが、人々の生活を、そして夢や希望までをも振り分ける格差社会と訣別し、貧困の連鎖を断ち切ります。地域の中で顔の見えるコミュニティを構築し、誰をもひとりにしない社会をつくります。
子どもの権利を基本に、すべての子どもたちに遊びと学びと場を保障します。
若者が自らの意思で人生を多様に切り拓き、生活と労働及び社会参画の調和が図られる環境を整えます。
子どもも大人も未来に希望を持ち、最期までその人らしく生きられる安心な社会を創り出します。

【共生】

私たちは、格差や分断、憎しみの構造を生み出すあらゆる差別をなくし、だれもが排除されることのない寛容で多様性が尊重される共生社会をめざします。
障がいの有無や国籍、年齢、性的指向、性自認、学歴や職業などの違いを超え、多様な価値観や考えを持つ人たちが混じり合うことで、社会はより強く豊かになります。
お互いを認め、共に支え共に助け合える社会、多世代共生、多文化共生が当たり前の社会を構築します。
今ある地球環境を損なうことなく、よりよい姿で次世代にバトンタッチしていくため、生物多様性を保全し、自然との共生を図っていきます。
共生社会の実現で、だれもが自分らしく生き生きと暮らせる未来を創っていきます。

【自治】

私たちは、政治を人まかせにせず、自ら考え行動する市民からなる豊かな社会をつくります。地域に必要な社会資源を市民自ら生み出し、協働とネットワークの力を広げながら、トップダウンではなく、ボトムアップの市民政治で地域を変えていきます。
生活時間を大切にした働き方をすすめ、他者から奪わない・奪われない地域循環型の経済をつくり地域で誰もが必要なケアを保障していきます。
自治する市民を育むため、お互いの意見を尊重し、対話と熟議で合意形成を図ります。子どものときからのシチズンシップ教育をすすめます。徹底した情報公開と市民参画をすすめます。政策決定の場への、女性の直接参加を50%にします。

【生活者ネットワークの政治】

政治の主役は私たちです。
少子高齢、人口減少社会に突入した今日、未来への希望を描くには、市民自らの力で変えていくことが必要です。
生活者ネットワークは、地方分権をすすめ、身近な生活の問題を自ら調査し、そこから見えてきた課題を解決するため政策をつくります。
地域に根ざし、生活者の視点で発言できる市民を自治体議会へ送り出します。議員を職業化・特権化せず、交代しながら、市民の政治参加の裾野を広げていきます。
立憲主義、民主主義に基づき、市民の力を最大限に強め、持続可能で豊かな暮らしを形成します。
人と人、モノと人、市民と行政、分断された社会をつないでいきましょう。
あきらめずに、考え、行動しましょう。
まず「私から」。

 

生活者ネットワークの3つのルール

1、議員は交代制(ローテーション)
2、議員報酬は市民の政治活動資金に
3、選挙はカンパとボランティアで