環境連続講座第3回目「雨を恵みにするためのまちづくり」

6月22日に行った第3回目は,前半に加藤さんがスライドを使い、第1回目・2回目の振り返りをしました.
雨水を一度に下水に流さないための個々人ができるさまざまな工夫の紹介もありました。
後半は妙正寺川のスライドに沿って行ったまちハイク「雨を恵みにするためのまちづくりカルタ・中野編」のたたき台を考えました。
いろはにほへとの「い」は、いま何処江戸の循環水の旅
        「ろ」は、ローマから古の知恵今学ぶ
        「ち」は、地下深く環七と走る調整池
        「ぬ」は、沼袋川も電車も深くなり
        「わ」は、私からはじまる都市の水循環
             若宮小いつのまにやら美鳩小
        「か」は、悲しきは都市の雨音その行方
             川沿いに彩りそえる立葵
             川底の白い塊トレぺの残骸
             川床の白き花つむ子のけなげ(善福寺川)
             川閉じて緑道に咲く紫陽花(暗渠になった桃園川)
             開発でたたれた川路いくすえは(暗渠になった桃園川)
        「ひ」は、人知れず川の流れるみどり道(暗渠になった桃園川)
        「ず」は、スサノオの神社教える安全地
        「う」は、うねうねと蛇行している妙正寺川
        「の」は、野方村川端に住む人々は
        「お」は、オリーブ橋ゆかりは遥か小豆島
        「や」は、大和町防災の為破戒され(民ささくれる)
        「け」は、下水道幾度分かれと合流を
        「ふ」は、故郷と胸を張って言えるかな
        「え」は、エコトピアひとと土地との絆なり
        「て」は、哲学堂賢人たちが川憂う
        「あ」は、秋雨や腐葉土にしみ穣なり
             雨水を活かして豊かなまちづくり
             雨水を恵みに変えるまちづくり
        「さ」は、五月雨を集めて危険神田川
             鷺宮八幡宮いちょうは雌木ばかりなり
             三面張り都会の川はかわいそう
        「き」は、危険だよ緑の生垣川隠す
        「ゆ」は、ユートピア果てなき進歩突き進む
             湧水もコンクリートに固められ
        「み」は、緑深き福蔵院本殿にソーラーパネル
        「し」は、市民活動河川下水道学ぶ旅

と,現場を見てきた実感を共有して大いに盛り上がりました。
「普段川を何気なく見ていたが、下水道やまちづくりにまで及ぶことがわかり、勉強になった。これで終わりにしないで、続けたい」との提案がありました。
 細野さんからは、「中野区独自の雨水対策(道路への雨水枡)についての勉強会 もしてみませんか。」加藤さんからは「もっといろんな川も見てみませんか」との提供もありました。
次回に繋げていく事で閉会しました。