もともと阪神淡路大震災後10年の2005年に「神戸カエルキャラバン2005」として4月から9月にかけて「かえっこバザール」と1泊2日の「いざ!カエルキャンプ」の2つの防災訓練プログラムを神戸市内7ヶ所で開催したのがはじまり。既にあの大地震当時生まれた子が小学生になり、小学生は10年経って大学生になっており、大学生は親になっている現在「いざ」というときにどのような行動をし、何をイメージしてそれを乗り越えるのか、きちんと身に付けようと2005年当時大学生が核になって計画したイベントだそうです。
総合運動公園の「かえっこバザール」を皮切りに、NHK神戸放送局、須磨パティオ駅前広場などと続き、
「いざ!カエルキャンプ」は神戸市立山田小学校から。地域の防災福祉コミュニティのメンバーが防災倉庫の中身あてクイズに参加し、スポーツクラブの方々が、カキ氷やスーパーボールすくいなどのコーナーを担当する、夕飯にはPTAの炊き出しがでるなど地域の方々との協働によって開催されたそうです。
それから4年、今では関東にも進出して子どもたちに楽しく「技」を伝授しています。
芝浦ではかえっこバザールの他、紙食器づくり、持ち出し品なあにクイズ、大判ハンカチ、おたま劇場、水消火器で的当てゲーム、毛布で担架リレーなどの体験や、救助犬のデモンストレーションも。別会場では、防水ポンチョがテントに変身するなどクリエーターによるシェルターの展示や、バンブーハウスもありました。
中野区でも、町会などで防災訓練を行ないますが、参加者はお年寄りが多く、いざとなったら助けてもらう立場の人なのに、と心配になります。バケツリレーもバケツのあるうちが何軒あるかしらと疑問を持ちながら参加しています。頼りの学生や若いお父さんの参加が少ない現状の中、カエルキャラバンのような防災訓練なら気軽に参加できそうです。何よりも子どもたちがとっても可愛いかった!ぜひ中野でもやりたいものです。NPOプラスアーツのHPはhttp://plusarts.exblog.jp/ 防災+arts、教育+arts、まち水消火器的あてゲームづくり+arts をつなげる手腕は見事です。
水消火器的あてゲームとなんにでも使える大判ハンカチ