去る6月30日に蝋山はるみさんをお招きして中野ネットサロンが開催されました。蝋山さんのお話は、WHOが推進している「ヘルシーシティ」をブラジルで進めた話しでした。健康なまちづくりとは、人々がお互いに助け合って様々な活動を展開できるよう、そして自分たちの可能性をのばし、充実した生活がおくれるように、まちの様々な資源を生かし、社会的環境を改善していくことです。住民参加・分野間協力そして対話を大切にした元気なまちづくりのお話で、住民と行政の協力でヘルシーシティは出来るということでした。
まだまだ、住民から声を上げるという認識がない地域であったブラジルに入り、万人に共通する「健康」をキーワードにこういった認識を広めていく運動で、まさに自治する市民を増やすというネットの考えに重なるものでした。
蝋山さんはJICAの政府間協力で行ったのですが、まず首長にその概念を知ってもらうことで、よりスムースに活動ができたようです。中野区にも必要ですね。
住民自治が後退している情けない中野の状況ですが、あきらめずに区民が働きかけ、区民とともにと考えている職員を見つけ出し、粘り強く行なうことでしょうか。
「ヘルシーシティ」健康なまちづくり現在様々な国で展開されている運動で、その地域に合った広がり方をしているようです。
例えば、アメリカでは高カロリーのファーストフードを大量に食べ、車で移動し運動しないため異常にに太っている人がいます。また最近では子どもでも肥満で成人病がふえているようです。(これって今の日本でも問題になりつつありますね)食生活の改善や、楽しくまちを歩けるような遊歩道を作るといったアイディアが参加者からも出てきました。いずれにせよ「ヘルシーシティ」は住民がいきいきと健康に暮らせるようなまちづくりということです。