カエルキャラバンってご存知ですか?    その1

5月9日の土曜日にボランティア体験してきました。

阪神淡路大震災以後に神戸で生まれた子どものための防災訓練のことです。
子どもを中心とした若いファミリー層を対象に、震災時に必要な「技」や「知識」を身に付けてもらうためのまったく新しいタイプの防災訓練です。
中野でも一昨年幼稚園のお母さんを対象に行なった「子どもの危機管理教室」で会ったお母さん方も地域の防災訓練には参加していない人が多かったのを覚えています。
普通防災訓練といえば、起震車や煙の部屋を体験する、消火器で水を的に当てる、バケツリレーなどなどが一般的です。子どもたちも親もあまり真剣にやっていない印象があります。
ところが、このカエルキャラバンに参加している親子はとても真剣!顔を映せなかったのはとても残念です。
今回は田町の再開発に伴うイベントで、芝浦工業大学の新校舎と芝浦ルネサイトで行なわれました。港区の小学校にチラシを撒いて、不要のおもちゃ持参での参加を募ります。
会場にはカエルのマークがついたさまざまなプログラムが。
ルールはこうです。子どもたちが持参したおもちゃを、バンクで3段階に査定して、カードにその数だけハンコを押します。会場にたくさん置かれたおもちゃやぬいぐるみも3段階(赤・黄・青)にテープが貼られており、気に入ったおもちゃをレジに持っていくとカードのハンコの分だけ換えることができます。数が少なく換えられない場合は子ども仕様の消火器訓練や、ジャッキアップして人助けなどの訓練に参加するとハンコを押してもらえます。バンクやレジ、おもちゃの査定などのお仕事をしてもハンコは加算されます。
 楽しく遊んでいるうちに、防災訓練が体験できるというわけです。そして会場には、みんなが欲しがる高価なオークション品もあるので、子どもたちのやる気も盛り上がります。
 親にとっては、要らないおもちゃが処分できるので大助かり!3つのスーツケース持参の親子もいました。子育て世代が少ないと思いきや続々と参加してきたのには驚きました。

ジャッキアップと毛布担架リレー